筆者は2回パワハラ被害に遭っているのですが、これはその二回目の体験談です。
何年か前に部署移動になった時の事でした。
新しい部署は仕事内容的に少し特殊な職場だったので、緊張しながら出勤しました。
そこで見たのは、今度辞める人Bさんに執拗にパワハラするお局Aさんの姿でした。
お局Aさんは、かなりのベテランでBさんの直属の先輩に当たります。そして筆者はやめる予定のBさんの後釜になる予定です。
そのAさんがいうには「Bさんは仕事が出来ない」Bさんは仕事が遅い」「私が新人の時は仕事がもっと多かったし、もっと仕事が出来た」「筆者さんはもっと仕事ができるはずだから心配ないと思いますけど、個々の仕事簡単ですから。Bさんが仕事できないだけでw」とのことでした。
こっっっわ!!(心の声)
いやこの台詞怖くありませんか?
Bさんへのいびりと自分はすごいぞアピールと、そして筆者へのマウントけん制という3連パワハラコンボを当たり前のようにやってきました。
(これはパワハラに慣れてる人だぞ…やべえ)
果たして、筆者の危惧は大当たりしました。
筆者への研修期間中に毎日行われるBさんへのパワハラ。陰で行われるBさんへの陰口。それを誰も止めようとしない部署全体。そして徐々に強くなってくる筆者へのパワハラ行為。
(あ~。やべーとこに来てしまった)
筆者はものすごく悩みました。ここをすぐさま辞めるか、それとも我慢するか。
Bさんが辞めた途端、Aさんのパワハラはすべて筆者に向かってくることは分かり切っております。
そして上司も部署のスタッフだれもがAさんを許してしまっている以上、Aさんのパワハラも落ち着くことはないでしょう。
ちなみにAさんのパワハラは、後輩いびりのテンプレートでした。
・自分のルールの押し付け(ノートの書き順やボールペンの種類まで)
・他人の悪口を吹き込む
・自分の失敗は非常に甘いのに、他者への失敗には非常に厳しく、ヒステリック
・上司にBさんの悪口を吹き込み、上司を操る
・わからないことがあったらなんでも聞いてね♪というが、実際にわからないことがあると「それさっき教えましたよね?「それ前に教えましたよね?」と目をガン開きで詰めてくる(この特徴的な捕食前の爬虫類のような目つきはまさに人格性パーソナリティ障害の方の顔つきだと感じました)
ここまでで3週間。
悩みに悩んだ結果、上司に相談するも「でもBさんが仕事できないから(パワハラされても)仕方がないよ」と、Bさんに書かせた大量の始末書を出してくる。
ちなみにこの始末書も、Aさんが上司を操ってかかせていたものだとのちに発覚。しかも始末書の内容のミスの実態は実にしょうもありませんでした。
「こんなことで始末書を???」と終始呆然とする筆者。
あとでBさんにこっそりと伺うと、入って三ヶ月の新人の頃からAさんにミスの事でいびられ、始末書を書かされていたBさんはこの頃から食欲は激減、消えてなくなりたいとすら思うようになっていたそうです。
このころになると、筆者はだんだん腹が立ってきていました。
謎にぶつけられる筆者へのパワハラはもちろんですが、Bさんに対するパワハラもそうです。
何故、真面目に仕事をしようとしている私達がこんな目に合わなければならなのか。
そして筆者は数年前に起きたパワハラ事件のことを思いだしていました。
あの時、筆者はパワハラを止めることが出来ませんでした。女の子のフォローをすることもなく、助けてあげることもできませんでした。
(もう二度とあんな思いはしたくない!)
ブチ切れた筆者は情報を集めはじめました。
そこでわかったことは、
・Bさんの前にもAさんのせいで3人辞めている
・たぶん3人もパワハラにあっていた
・事務所の何人かはこの事態を憂いている
・上司はAさんの操り人形である。前任3人が辞めた理由もうすうす気づいているだろうが隠蔽している
ぶちぎれていた筆者はさらに情報を集めました。
そしてなんとか自前の知り合いを辿って辿って、辞めた3人のうち2人に接触成功。
そこで伺った内容は、想像を絶するパワハラのオンパレードでした。(お二人の身バレ防止の為に内容は伏せておきます。ご了承ください)
ここで筆者は完全にぶちぎれました。
「こんなところ辞めてやる!!!」
とりあえず、覚悟を決めて上司に直談判です。
しかし上司に態度は変わることはありませんでした。
「AさんはBさんの為を思って叱っていただけ」
→いや、指導の内容を越えている。パワハラをすることがAさんのストレス発散になっているようにすら見えると反論。
「筆者さんにはあんなきつい態度は取らないと思う」
→そういう問題ではない。
「前に辞めた人はパワハラで辞めたわけではない」
→いや、三人中二人におはなしうかがいましたけど??
一応オブラートにくるんで反論してみますが、「デモデモダッテ」と話にならない上司。
もうね、自分を守ることに必死なようでした。
部下の事なんてどうでもよいのでしょう。
強いAさんのご機嫌をとっていれば、とりあえず部署はなんとなくまとまっている風になる。
そう思い込んでいるようでした。
そのための一人の犠牲なんぞおかまいなしです。そしてこれは部署の他のスタッフにも言えることでした。
あ~これはだめだ!
完全に見限った筆者は、そこで辞職することにしました。
しかしそれだけでは終わりません。
筆者が世話になっていた他部署の上司に辞職の連絡とお礼に伺ったところ、
なんと筆者の辞職理由が「筆者がとても気にする性格で心が弱いから辞めてしまった」となっていることが発覚。
はい、ブッッチーン!!!!
かんっぜんにブチ切れました。
筆者は辞職の理由が「Aさんのパワハラ」であることがはっきり述べましたし、なんなら書面でもはっきりと記しておりました。
それなのに、情報のもみ消し!!!!
これはアカンでしょ!!
ということで、不躾だとは思いましたが、社長にメールでことのあらましをぶちまけました。
実はこれが上手くいくとは全く思っていなかったのですが、社長がなんとがっつり動いてくれることになりました。(これがだめなら労基に持ち込むつもりだった熱量が伝わったのかもしれません)
筆者の受けたパワハラだけでなく、前任者3人の受けたパワハラの詳細が決め手となったようです。
やはり強いのは情報ですね・・。
正直、筆者とBさんの証言だけでは証拠としては弱かっただろうなと思います。
さて辞めた後の事ですが、どうやら宣言通り社長ががっつり動いてくれたためか、Aさんはずいぶん大人しくなったとのこと。
推測にはなりますが、解雇勧告を受けたのではないかとのことでした。
このまま大人しくなってくれることを祈るばかりです。
以上が、筆者のパワハラ体験談その②になります。
学んだことは「情報は正義!」でした。
今でもBさんとは仲良しです。今では、あの時はお互い大変でしたね~と昔のことを語れるようになりました。
※身バレ防止の為にフェイクを入れております。ご了承ください。
※詳細は身バレ防止の為に有料ノート記事での掲載を考えております。